飾大だより

前会長インタビュー

季刊誌あらきとうりょうインタビュー「たすけ一条に生きる」より

をやを誠にして通る 天理教分教会三代目会長 竹川 俊治

―布教する上で、心がけていることは何ですか? 私は、「をやを誠にして通る」ことを常に心に置いています。それは、をやの「世界一れつたすけたい」という思召を、なるほどと頭で理解するだけでなく、どんな障害があっても実行する、ということです。 私が東京で初めて、立ち話をしているおばさんに声をかけたときも、思い付くままでした。おばさんも普通なら、「けったいなやつやなあ。知らんがな」と言えば、それまでです。でも、一生懸命考えてくれて、それがおたすけに繋がったのは、今から考えると神様のお働きだったと思います。自分としては、いかに誠真実を出せるか。それによって、神様のお働き、御守護を頂くのが信仰者としての心構えだと思います。 そして、その真実とは、人にたすかってもらいたいという真実ですが、それは、身上・事情で困っている人をたすけたいという狭い意味だけではなく、一番大事なのは、信仰していない人に信仰してもらえるようにする。すなわち、「をやを誠にして通る」までに丹精することがおたすけであり、布教の最たるものだと思います。

座右のおふでさき

  • 天理時報(立教175年2月19日号)第三面

おすすめの書籍 

  • かりものの理に生きる 竹川俊治著

    ほんものの“信仰者”になりたい。よふぼくとなって60年。
    心に湧き立つ喜びをもって台湾、マレーシア、中国、そしてミャンマーと果敢に飛び回る一信仰者の“求道と布教”の書!教祖百二十年祭実動の記録。

    書名 かりものの理に生きる
    著者 竹川俊治(天理教飾大分教会前会長)
    出版社 天理教道友社(2007年10月1日 出版)
    サイズ B6判(322ページ)

    Review(道友社BOOKレビューより) かりものの理に生きる天理教飾大分教会の前会長である著者の竹川俊治は、昭和56(1981)年から単身、海外布教を志し、台湾に教会2カ所を設立。
    さらに、マレーシアにも布教所を開設、そして現在は、中国にも拠点を構えて布教を展開しています。 本書は、平成15年7月から平成18年末まで「みちのとも」に連載された信仰随想「わが心より真実を見よ」に、新たに書き下ろし原稿「かりものの理に生きる」を加えたものです。 「わが心より真実を見よ」は、教祖百二十年祭活動から年祭の年にかけての著者の年祭に対する心定め、それに始まる中国布教やおたすけの話などがリアルタイムで綴られており、雑誌連載当時から大きな反響を呼びました。 「かりものの理に生きる」では、自身のこれまで歩んできた道を振り返るとともに80歳近くになっても若者のような情熱を持ち続け、次なる目標に向かって、さらに布教に邁進せんとする意欲が熱く語られています。 「ほんものの信仰者」が求められるいま、教会長はもとより、これからの天理教を担う若い人たちにも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

    執筆者プロフィール 竹川 俊治(たけがわ しゅんじ)。
    昭和4年(1929年)4月21日、大阪府大阪市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。
    結婚と同時に夫婦で東京へ布教に出る。昭和33年9月、天理教飾大分教会長就任。
    平成13年(2001年)9月、会長を辞任。この間、大阪府教誨師、道友社『天理時報』編集主任、大阪教区主事、天理教集会議長などを歴任した。 昭和56年から単身、台湾布教を志し、現在までに教会2カ所、布教所2カ所、マレーシアにも布教所を開設。
    平成14年から、中国・福州市で単独布教。現在、中国各地に6カ所の講社がある。

  • おさづけの取り次ぎを喜びに 紺谷久則著

    おさづけに欠かせないのは、「病の元は心から」という教祖の教えをしっかり取り次ぐこと。
    著者の体験とともに、おさづけ取り次ぎを分かりやすく解説。こふき話を簡明にまとめた「私のこふきのお取り次ぎ」も収録。

    書名 おさづけの取り次ぎを喜びに
    著者 紺谷久則(前天理教飾東大教会会長)
    出版社 天理教道友社(1999年9月26日 出版)
    コード ISBN:9784807304554
    サイズ 新書判(210ページ)

    Review(道友社BOOKレビューより) 本部准員で天理教飾東大教会前会長の著者はかつて大教会長の任のかたわら、海外布教伝道部(現海外部)でヨーロッパ課、オセアニア課、アフリカ課の課長などを歴任。
    多くの言語で教理書の翻訳に携わったほか、自らもペンを持ち、「夫婦のはなし・健康のはなし」「私の天理教々典講義」など、多数の書物も著しています。 なかでも「私の天理教々典講義」は、約20カ国の言語に翻訳、出版されています。本書「おさづけの取り次ぎを喜びに」は2章で構成されています。
    第1章「おさづけの取り次ぎを喜びに」では、実際に身上者を前にして、どういう心と態度でのぞめばいいのか、また、おたすけ人としての「ようぼく」は、どうあればいいのかについて、問い掛けるように展開されています。 第2章「私のこふきのお取り次ぎ」は、「こふき」のお話を台に書き進められています。こふき話が覚えやすいように簡潔にまとめられています。
    おさづけの取次ぎに欠かせないのは?、病の元は心から?という教祖の教えをしっかりと取り次ぐこと――。 ようぼくにとって、おさづけの取り次ぎはかなめ。必読の書です。

    執筆者プロフィール 紺谷 久則(こんたに ひさのり)。昭和6年2月26日兵庫県姫路市生まれ。
    神戸大学文学部哲学科卒業、のちパリに留学。S37.6.天理教飾東大教会三代会長に就任。
    本部準員。S43より天理教海外布教伝道部、ヨーロッパ課長、オセアニア課長、アフリカ課長などを歴任。
    西欧、東欧、北欧、中近東、極東、アフリカ、南米などの言語34種類の翻訳に携わる。
    新聞、雑誌などの掲載・寄稿は多数にわたる。主な著書に「夫婦のはなし・健康のはなし」(天理教道友社刊)「お話の手引き」(養徳社刊)等がある。
    平成19年8月4日七十六歳にてお出直し。

  • 神がはたらく 竹川俊治著

    教祖百年祭に成人の実を―。
    旬の声に乗って始めた台湾布教、マレーシア布教を通してつかんだ喜びの人生。

    書名 神がはたらく
    著者 竹川俊治(天理教飾大分教会前会長)
    出版社 天理教道友社(1993年2月1日 出版)
    コード ISBN:9784807303311
    サイズ B6判(246ページ)

    不信をのり越えて 竹川俊治著

    後継者・教会長として直面した種々の事柄への対処のしかたなどを綴る心の記録。

    書名 不信をのり越えて
    著者 竹川俊治(天理教飾大分教会前会長)
    出版社 天理教道友社(1979年1月1日 出版)
    コード ISBN:9784807301805
    サイズ 新書判(238ページ)
  • 夫婦のはなし・健康のはなし 紺谷久則著

    「元初まりの話」を題材に夫婦の理などを語るユーモアたっぷりの人生講座。

    書名 夫婦のはなし・健康のはなし
    著者 紺谷久則(前天理教飾東大教会会長)
    出版社 天理教道友社(1979年9月1日 出版)
    コード ISBN:9784807301144
    サイズ 新書判(151ページ)

    お話の手引き 紺谷久則著

    おさづけ人が、いざおさづけを取次ごうという時にとまどわないように、これだけはぜひ知ってもらいたいという点を懇切丁寧に解説するおさづけの手引書

    書名 お話の手引き
    著者 紺谷久則(前天理教飾東大教会会長)
    出版社 養徳社(1971年9月15日 出版)
    コード ISBN:9784842600123
    サイズ 新書判(95ページ)

定期刊行物のご紹介

お道関連の新聞、雑誌の紹介です。いずれも天理教飾大分教会にてお取り次ぎ可能です。
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天理時報 発行:天理教道友社/週刊 昭和5年10月18日創刊の「陽気ぐらし」のための情報をお届けする週刊新聞です。
真柱様のお言葉をはじめ、天理教の動きや信者の活動が紹介されており、おぢばの旬の情報が満載です。
また、現代社会のさまざまな問題に対する信仰的な考え方、身体と心の悩み相談、私たちの未来のために今何が必要かなど、みんながたすけけ合って幸せな暮らしをつくるためのヒントが満載されています。
また、天理教を知らない方でも、心の糧となる読み物が満載で、日常の暮らしの中で明るく生きる手掛りがきっと見つかります。
天理時報は、毎週日曜日発行です。(1部:50円)
天理時報特別号「人間いきいき通信」 発行:天理教道友社/月刊 お道(天理教)の信仰が浅い方や知らない方でも、気軽に、そして手軽に、お道の教えに触れることができる新聞です。
毎月10日発行です。 (1部:15円)
みちのとも 発行:天理教道友社/月刊 日本一の長寿月刊誌です。教会本部の動きや教理研究、教会ルポなど盛りだくさんの情報が掲載されています。 (定価:200円)
すきっと 発行:天理教道友社/不定期刊 働き盛りの年齢層の方が「すきっと」した気分で暮らすヒントを満載した雑誌です。 (定価:500円)
陽気 発行:養徳社/月刊 昭和24年5月1日創刊の月刊誌です。気軽に読め、お道の関係者のみならず各界の著名人による執筆もあります。 竹川俊治飾大分教会前会長のエッセイ「81歳・今日もあしたも」は一年間にわたって連載されました。 (定価:200円)
みちのだい 発行:天理教婦人会本部/年3回 天理教婦人会の機関誌です。婦人会本部の動き、教理勉強、講話、などが掲載されています。 年3回(1月、5月、10月)発行。 (頒価:200円)
With you 発行:天理教婦人会本部/年2回 若い年齢層を対象とした雑誌です。 楽しい記事、ためになる記事が満載です。年2回(3月、8月)発行。 (頒価:120円)
さんさい 発行:天理教少年会本部/月刊 子育て応援マガジン。毎号、子育てに関する話題が取り上げられています。 専門家へのインタビューやアドバイス、子育て体験談など盛りだくさんの記事が掲載されています。 (頒価:100円)
リトルマガジン天理少年 発行:天理教少年会本部/月刊 天理教少年会員の機関誌です。漫画やイラストなどを中心に非常に楽しく、親しみやすく編集されています。 (頒価:100円)
はっぴすと 発行:天理教学生担当委員会/月刊 高校年齢層を応援する元気なマガジンです。 教理コーナーには紺谷清春飾東大教会長の「お道の素晴らしさ」が連載されていました。(定価:100円)
大望 発行:天理教青年会本部/月刊 若い年齢層を対象とした雑誌です。著名人へのインタビュー、エッセイなど読み物が満載です。 (定価:100円)
あらきとうりょう 発行:天理教青年会本部/季刊 天理教青年会の機関誌です。教学研究や時事問題など幅広い話題が掲載されています。 季刊(2月、5月、8月、11月)発行。 (定価:200円)